株について1から勉強するブログ

理系職サラリーマンの独学経路の記録。先生は本(だいたい図書館)とネット。

お金がお金を産む理由

お金がお金を産む?

私はRTS系のゲーム(Age of Empireシリーズ)に昔ハマっていたことがある。どういうゲームかというと、文明を発展させて、他のプレイヤーと戦い、他のプレイヤーの文明を崩壊させたら勝ち、というゲームである。最初は農民3人と農民を生産できる拠点1つからスタートする。農民に食料や木などの材料を調達させて、材料を消費して建物を建てたり、農民・兵隊を生産したりして、文明を発展させる。

このゲームをやっていて感じたのは、「材料を貯めこむよりも、材料を積極的に使う(投資する)ことで、短い時間で早く文明が発展する」ということ。現実世界でも同じようなことがあるのでは…となんとなく思っていたら、ある本のコラムに書かれていたのでエントリにまとめようと思う。

 

 

「お金」の生い立ち

学校で習う程度の話だが、昔、人々は物々交換をしていた。しかし需要と供給の一致が面倒になったので、貨幣という価値を表す代替物(最初は金属や塩だったのだろうが)を作って、代替するようになった。

つまり目的は「需要と供給を気にせず物々交換すること」なのだが、ここに別の効用が偶然発生した。それは、腐らないということ。インフレなどが起きない限り、持ち続けても価値が減らない。貯めることができるようになった。これが重要。なぜ重要か?

 

賞味期限という動機

たとえば、賞味期限が切れた牛乳、基本的には捨てられるだろう。だから、多少余っていても、賞味期限が近い牛乳は、もったいないからと飲まれてしまう。

しかしお金にはこういうことは起きない。使わなくてももったいなくないのである。みんな、本当に必要なときにしか、お金を使わないで済む。大変便利な話であるが、しかし一方で、お金が必要なのに持ち合わせが無い人が困る。お金を借りたいが、タダでは貸してもらえない。よっぽど親密なら貸してくれるかもしれないが、貸す側としては「いま貸す必要は無い」のである。ましてそれが大金であれば、なおさら。

 

利子という動機

そこで、利子という概念が生まれた。「お金を上乗せして返すから、貸して。」というわけである。もしもお金が腐るものであれば、利子は要らない。もったいないから、お金以外のものに変えよう、という話になる。もしお金に賞味期限があれば、賞味期限が切れる前に誰かに貸して、後で賞味期限が残っている状態で返してもらうのも良い。しかし賞味期限はないので、「早くお金を誰かに貸さないと」という動機は無い。そこで、利子という動機がしかたなく生まれた。

これはつまり、お金自体がお金を産んでいる、ということである。これを貨幣の自己増殖機能という。

 

貯めていても増えない

しかし、貯めていても勝手に分裂するわけではない。あくまで、他人にお金を貸すことで増えるという話。近頃の状況では、他人がお金を返してくれるかどうかわからない、という事情もあるが、基本的には運用しないとお金は増えない。また、元本が帰ってくるかどうかという点は非常に重要である。その辺は資産運用方法の比較 - 株について1から勉強するブログで説明した通り。

 

参考

ユダヤ人、貨幣の本質を知る」というコラムに書かれていた話。なるほど、と。

なぜか日本人が知らなかった新しい株の本

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