株について1から勉強するブログ

理系職サラリーマンの独学経路の記録。先生は本(だいたい図書館)とネット。

妥当な価値

利率とリスク

利率はリスクを反映して決まり、それによって投資対象の妥当な価値を計算することができる。本稿ではその辺について整理したい。

 

 

利回りの考え方

たとえば、手元に100万円あるとする。これを何かに投資して、一年後に110万円にできたとすると、この場合の利回りを年率10%という。簡単に、増えた10万円を元の資金100万円で割れば計算できる。これは直感的にわかると思う。

重要なのは、この利回りの決まり方。投資先の繁盛具合によって発生する利益が決まる・・という考え方ではなく、このくらいの利回りを約束しないと、投資家からお金を調達できないよね・・という考え方がある。

 

リスクの考え方

リスクについては、不動産投資が例として分かりやすい。不動産には様々なリスクが有る。買い手・借り手が見つからないリスク、経年劣化するリスク、天災に見舞われるリスクなど。こういうリスクに対して、投資家は普通「リスクの分だけ高い利回りがほしい」と考える。この投資家が期待する利回りを期待利回りという。この期待利回りはリスクを反映していて、つまり、利回りが高ければリスクも高いといえる。

 

妥当な価値

たとえば、毎月の家賃が10万円の物件があり、不動産投資の一般的な期待利回りが5%だったとする。家賃を年額にすると、120万円。利回り5%が120万円に相当すると考えると、120万円÷5%で、この物件の妥当な価値は2400万円と計算できる。実に単純な計算方法だが、リスクを加味した利率と賃貸事情(需要と供給)を反映した賃料を元に計算されており、価値の基準(指標)として使える。ここでは妥当な価値と呼ぶ。妥当な価値は、「投資額×期待利回り=年利額」という当たり前の計算式さえ理解できれば、簡単に計算できる。

 

割安を狙う

投資では、妥当な価値に対して、必要な投資額が安いか高いかを判断するのが基本スタンスとなる。基本的には妥当な価値と必要な投資額はイコールになるはずで、たとえば不動産投資の例では、投資家と不動産会社との間で需要と供給のバランスがあって妥当な価値(家賃は賃貸事情でバランスするため、実質的には利率)が決まる。がしかし、何らかの要因で妥当な価値と必要な投資額に差が出る。株の場合は顕著で、たとえばマスコミに取り上げられて株価が上がったりする。そういう割安を狙えば、高い利益が得られる(期待利回り以上の利回りが得られる)。

 

参考 

なぜか日本人が知らなかった新しい株の本

なぜか日本人が知らなかった新しい株の本