株について1から勉強するブログ

理系職サラリーマンの独学経路の記録。先生は本(だいたい図書館)とネット。

会計編1:会計の基礎

会計って何?

さて、会計編のしょっぱな、である。
会計とは何か。簡単に言えば「お金の動きを集計すること」と言える。その集計結果をIR情報として公開する目的は、投資家に企業の将来性を判断してもらうこと、だろう。企業は財務諸表と呼ばれる所定のフォーマットで集計結果を公開している。財務諸表とは、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の3つを指す。

家計簿と財務諸表

会計の本を読んでいて、一番腑に落ちた話をしたい。
我々にとって一番身近な会計は、家計簿である。家計簿は、財布からお金が出たり入ったりする様子を記録する帳簿である。その記録のフォーマットは、「いつ、なぜ、いくら」である。これを時系列順に書き溜める。このような帳簿記入の方法を単式帳簿記入(単式簿記)という。財務諸表のうちキャッシュフロー計算書は家計簿と同じである。単式簿記の目的は「今お金がいくらあるか把握する」こと。確かに、家計簿の末尾を見ればこれは分かる。
これに対して、複式帳簿記入(複式簿記)というのがある。財務諸表の残り2つが複式簿記方式なのだが、単式簿記とは違う目的があって、複式簿記方式になっている。その目的は「お金がどんな姿になったか把握する」ことである。単式簿記ではこれが難しい。たとえば、家計簿を見れば、スーパーで食材を買っていることがあるだろう。一ヶ月で、食材に掛かった費用が分かるだろうか。…分けて集計していれば、これはわかる。しかし、買った食材のうち、まだ食べられていないものが何円分残っているだろうか?何円分料理に変わった?家族の腹に入った?…これはわからないと思う。複式簿記の目的はここにある。価値あるものが姿を変えていく様子を記録するのである。食材が食べられたかどうかはあまり興味が沸かないが、企業が材料を何円分持っているか、完成品在庫が何円分あるか、何円分の設備があるか、というのは投資家にとって必要な情報である。それを整理して記録する方法が複式簿記で、貸借対照表、損益計算書は複式簿記方式になっている。

企業活動の流れ

そもそも、よく考えれば企業活動(営利活動)の目的は、元手となる資金を増やすことである。方法は様々だが、要はお金を何らかの姿に変えて、それを売ることで元手以上のお金を得ている。お金→別の姿→お金、となっている。「別の姿」にも色々あって、たとえば社員だったり、事務所だったり、鉛筆だったり、すぐお金に変わるものではないこともある。しかし、それらは結局有形無形問わず「商品」となり、より多くのお金に変わる。つまり、企業活動とはお金→別の姿→お金というように、「お金の姿を変えること」である。なんとなく、上で述べた複式簿記が活躍しそうだ。そして財務諸表を読めば「お金の姿の変え方」がある程度分かりそうだ。

仕訳は要らない

簿記の資格を取るには、仕訳というのを覚えないといけない。仕訳とは「鉛筆は消耗工具備品費ですね」とか、会社で伝票処理をするときに書かされる勘定科目に分けること。…と言って理解してもらえれば一番ラクなんだが。要は、上述した「別の姿」のカテゴライズのこと。カテゴリ名とカテゴリ分けのルールを仕訳という。
これがむちゃくちゃ量が多い。その割りに、財務諸表を読むには必要がない。ので本ブログでも無視することにする。

参考

カラー版 会計のことが面白いほどわかる本<会計の基本の基本編>

カラー版 会計のことが面白いほどわかる本<会計の基本の基本編>

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)